シュヴェチンゲンの桜
シュヴェチンゲンの桜
2015年04月10日
ハイデルベルクとマンハイムのちょうど中間にシュヴェチンゲンというちいさな町があります。
この町は、ハイデルベルクの最後の領主カール・テオドールが夏の離宮として作った町で、ロココ調の建物に大きな庭園が隣接しているのですが、その一角にはアラビア風の東屋と桜の庭園があります。
4月にもなると、この桜が満開となり、近くの人たちが大勢、お花見にやってきます。
天気のいい日にはビニールシートを引いて家族がピクニックをしているのをちらほら見かけますが、さすがに、どこかの国と違って、大勢の大人がお酒を飲みながら高歌放吟している、というのはおりません。
ちょうど4月から5月にかけて、この町を中心として「シュヴェチンゲン音楽祭」が開催され、世界中から大勢の著名な音楽家が集まり、さらには、この時期、世界で一番おいしいと言われる白アスパラが収穫され、町は音楽とアスパラ一色になります。